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2025年版・GoogleのAI 40連発まとめ|Gemini 3からNano Banana Proまで「本当に使える」使い方

冬のカフェで休憩しながらスマホを見るミリアの横長ポートレート、鮮やかな赤マフラーと青いニット、窓際のラテとイチゴケーキ Young woman Miria taking a break at a winter cafe, looking at her smartphone by the window with a latte and strawberry shortcake, vivid red scarf and blue knit sweater

「Geminiってよく聞くけど、正直どこで何に使えるのか分からない」
「GoogleのAI機能、多すぎて追いきれないし、自分の生活にどう効くのかイメージできない」

もし今こんなモヤモヤを抱えているなら、このページはちょうどいい案内役になります。

2025年のGoogleは、検索やGmail、Googleフォト、Chrome、Pixel、Workspaceなど、私たちがいつも何気なく使っているサービスのあちこちにAIを深く組み込んできました。
ただ、その進化は静かで地味です。派手な「新サービス爆誕!」というより、気づかないうちに「いつものボタンの裏側に、かなり賢いAIが潜んでいる」状態になっています。

その結果、

・Gemini 3、NotebookLM、Nano Banana Pro、Veo、Magic Cue…名前だけがどんどん増える
・それぞれの違いや、どのシーンで役立つのかが分かりづらい
・AIすごいらしいけれど、自分の毎日に落とし込めない

というギャップが生まれがちです。

そこでこの記事では、Google公式ブログで紹介されているAI活用のヒント40個をベースに、

・「学び・リサーチ」
・「旅行・おでかけ」
・「クリエイティブ制作」
・「日常タスク・スマートホーム・買い物」
・「仕事・ビジネス」

という5つのシーンに分けて、「ここでこう使うと一気に楽になるよ」という形で整理していきます。

ひとつひとつは小さな機能に見えても、組み合わせると

・勉強やリサーチの理解までの時間が短くなる
・旅行の下調べや予約がほぼ自動でまとまる
・写真や動画、スライド、レシピ本まで一気に形になる
・スマホや時計・家電が、自分より先に動いてくれる
・仕事の資料作りや日程調整が「任せるだけ」になる

といった変化が、じわじわ効いてきます。

「40個全部を一気にマスターしよう」とする必要はありません。
読みながら、「これは明日からすぐ試せそう」「これは週末に触ってみよう」と思えるものを、1〜2個拾っていくだけで十分です。

まずは、勉強や情報収集がどこまで変わるのか。
次の見出しから、「学び・リサーチ」が楽になるAIツールを見ていきましょう。

この記事を書いた人
REIMAGINES

REIMAGINES

REIMAGINES(リイマジンズ)|REIの世界観の中枢・のらクリエイター集団

メインクリエイターREIは、AI構文とSEO最適化に精通し、情報と感情を調律する“構造派クリエイター”です。

世界中の大図書館を束ねたようなAIの進歩に日々触れ、検索・要約・比較を駆使して知を磨いています。

・メインクリエイターREIのKindle著書発売中!「ともしびの断章 Vol.1」「ミリアと仲良くなる方法

・Webメディア運営14年目

・多くの希望を持って滝登りしていきます

・創作と成長が仕事で生きがい

・自信を積み上げる人生ゲーム

・AIによるレビュー検証を標準化。まだ珍しい信頼の設計を、情報の裏側から支えています。

・I am a Japanese creator.

目次

学び・リサーチが変わるAIツール 6選

情報収集や勉強って、「調べる時間」そのものよりも、「理解するまでの時間」が一番しんどかったりしますよね。
ここでは、そんなストレスをかなり減らしてくれる6つのAI機能をまとめていきます。

Gemini 3とNotebookLMで「調べる〜理解する」まで一気通貫(Tip1〜3)

まずは、いわゆる「リサーチのコア」を担う3つです。

・難しいテーマを図解つきでかみ砕く:Gemini 3
・条件比較まで自動でやってくれる:検索のAIモード(ローンなどのシミュレーション)
・集めた情報を研究モードで整理する:NotebookLMのFast / Deep Research

という役割分担になっています。

たとえば、こんな流れです。

  1. まずざっくり全体像を知りたい
     → 検索のAIモードで調べると、概要+ポイントを一気に把握できます。
      ローンや保険、料金プランのような「条件比較」が必要なテーマなら、
      そのままAIモード上に簡易ツールが出てきて、金額や期間を変えながら試算できます。
  2. 「これ、本腰入れて勉強したい」と思った瞬間
     → Gemini 3に、気になる記事や論文のURL、テキスト、コード、動画などを渡すと、
      ・インタラクティブなガイド
      ・図解つきの説明
      ・ケーススタディ
     みたいな形で、理解しやすい説明に組み替えてくれます。
  3. テーマとして本格的に研究したい
     → NotebookLMに「扱いたい資料」をまとめて放り込んで、
      ・ざっくりでいいなら Fast Research
      ・しっかり深掘りするなら Deep Research
     を選ぶと、信頼できる情報源を中心にしながら、
     「どんな論点があるのか」「押さえるべき前提」「よくある誤解」まで整理してくれます。

ポイントは、「検索で探す」「記事を読み込む」「自分でノートまとめ」の三段階を、
ほぼそのままAIに横渡しできることです。

こんな人に合います


・新しい分野をキャッチアップしたい社会人・フリーランス
・論文や技術ブログを読むことが多いエンジニア・研究系の人
・「比較検討」が多いお金周り(ローン、保険、サブスク)でいつも迷う人

まず試すなら


・今、気になっているテーマを1つ決めて
 「検索のAIモード → Gemini 3 → NotebookLM」の順で通してみる
・住宅ローンやサブスク料金など、数字比較が必要なものをAIモードでシミュレーションしてみる

「とりあえずブックマークが増えていくだけ」という状態から、
「調べた瞬間に自分用のまとめが同時に育っていく」状態に変わっていきます。

Guided Learningとフラッシュカードで勉強スタイルを変える(Tip4〜5)

次は、「理解したつもり」で終わらせずに、ちゃんと身につけるための2つの機能です。

・Guided Learning(Geminiアプリの学習モード)
・NotebookLMのフラッシュカード/クイズ生成

Guided Learningは、ざっくり言うと「自分専用の家庭教師モード」です。

・教科書やPDF、スライド、コードなどをアップロード
・「この単元を理解したい」「この関数の動きが分からない」など、目的を伝える
・AIが、質問や例題を交えながら、ステップを分けて教えてくれる

という流れで、「何から手をつければいいか分からない」をかなり減らしてくれます。

対して、NotebookLMのフラッシュカード・クイズは「復習専用の筋トレマシン」みたいなものです。

・自分がまとめたノート
・授業のスライド
・マニュアルや仕様書

こういった「持ち物資料」を読み込ませると、

・用語チェック用の一問一答カード
・内容理解を確認するクイズ
・応用問題(ケーススタディ)

などを自動生成してくれます。

自分で問題を作ると、それだけで疲れてしまいがちですが、
AIに作ってもらえるなら、「解くこと」に集中できます。

こんな人に合います


・資格勉強や受験勉強をしている人
・技術書やリファレンスを読んでも、すぐ忘れてしまうと感じる人
・研修資料や社内マニュアルをちゃんと身につけたい社会人

まず試すなら


・今使っているテキストやPDFをひとつ選んで、Guided Learningに投げる
・NotebookLMに過去の授業資料やノートを入れて、フラッシュカードを作らせる
・「今日はこの10問だけやる」と決めて、毎日の勉強ルーティンに混ぜる

「読む→分かった気になる→忘れる」のループから、
「教わる→自分で解いてみる→弱いところだけ重点的に補強する」というループに変えやすくなります。

ブラウジング中に難しい文章をその場でかみ砕くSimplify(Tip6)

最後に、「今このページが難しすぎて、読む気が折れそう…」というときのレスキュー役が、
iOS版Googleアプリの「Simplify」です。

使い方のイメージはとてもシンプルです。

・英語の記事や、専門用語だらけのニュースを開く
・「ここがよく分からない」という段落や一文を選択
・共有メニューから「Simplify」を選ぶ

これだけで、その場で

・平易な表現に書き換えたバージョン
・要点だけを抜き出した短い説明

などに変換してくれます。

ページを別タブで翻訳にかけたり、長文要約ツールにコピペしたりする必要がないので、
「読んでいる手を止めずに、その場で理解を助けてもらう」感覚に近いです。

こんな人に合います


・英語の記事を読みたいけれど、いちいち辞書と往復したくない人
・専門メディアのニュースは気になるが、用語が多くて疲れてしまう人
・通勤時間など、サクッと情報を追いたいタイミングが多い人

まず試すなら


・気になっていた英語ニュースサイトを1つ開いて、気になる段落でSimplifyを試す
・「この部分だけ分かればいい」場所を選んで、ピンポイントに簡略化させてみる

大げさではなく、「難しいから後で読もう」と放置していた記事が、
「今ここで読める」ようになるだけでも、インプット量はかなり変わります。

旅行・おでかけ・情報探索を軽くするAI 5選

旅行の準備って、ワクワクもある一方で「情報多すぎてしんどい」がセットになりがちです。
行き先を決めて、フライトやホテルを探して、候補のスクショがスマホの中に溜まっていって…気づけばカオス、みたいな。

ここでは、そんな「旅の前のごちゃごちゃ」をかなり軽くしてくれるAI機能をまとめていきます。

運転中のGeminiとFlight Dealsで「行き先決め」から「道案内」まで(Tip7〜8)

まずは、「そもそもどこに行くか」と「どう行くか」を一気に詰めてくれる2つです。

・運転中に声だけで相談できるGemini
・行き先とフライトを会話ベースで探せるFlight Deals

例えば、こんな使い方になります。

  1. ざっくり条件だけ決める
     「2月に1週間くらい休めそう」「暖かいところ」「ご飯がおいしい街がいい」
     この程度のふわっとした条件をそのままGeminiやFlight Dealsに伝えると、
     ・候補の都市
     ・おおよそのフライト料金
     ・直行便があるかどうか
     までまとめて提案してくれます。
  2. ある程度候補が絞れたら、移動も含めて相談する
     車で移動する場合、運転中に
     「このルート沿いで、ベジ対応で口コミがいいレストランない?」
     「近くに駐車場ある?」
     「じゃあその店、ナビにセットしておいて」
     のような連続した相談を、声だけで完結できます。
  3. ついでに予定まで固めてしまう
     「その店でランチを食べる予定、カレンダーに入れて」
     「帰り道で、スーパーに寄るリマインダーもお願い」
     といった感じで、移動中の思いつきを、タスクや予定にその場で落とし込めます。

こんな人に合います


・「条件はあるけど、行き先の候補が思いつかない」タイプの旅行者
・家族旅行やカップル旅行で、運転しながらあれこれ決めがちな人
・車移動が多く、ハンズフリーで相談しながら予定を決めたい人

まず試すなら


・ざっくり「次の休みに行きたい旅の条件」を会話調で投げてみる
・通勤やドライブ中に、ルート上の寄り道スポットをGeminiに探してもらう

「PCの前に座ってから旅行サイトを開く」ではなく、
「思いついた瞬間にAIに相談して、そのまま候補とルートが固まっていく」感覚に近づいていきます。

Canvas×スクショ整理で、旅の下調べを自動でボード化する(Tip9〜10)

次は、「情報は集めたけど頭の中が散らかったまま」という状態を整理してくれるコンビです。

・AI ModeのCanvas(旅のアイデア・プランをボード化)
・スクショからGoogleマップの行きたい場所リストを作る機能

旅行前によくあるのが、

・ブログ記事やSNSで見つけた「行きたい店」のスクショが山のようにある
・どの店がどのエリアにあるか、日程と結びついていない
・結果として、「あの店どこだっけ?」を当日もやってしまう

という状態ですよね。

ここにAIを挟むと、流れがこう変わります。

  1. 気になったスポットは、とりあえずスクショしておく
     → 後でまとめて、Geminiに渡します。
      AIがスクショ内の店名・スポット名・住所を読み取り、
      Googleマップの「行きたい場所リスト」として整理してくれます。
  2. 同時に、旅のテーマや日程をCanvasに書き出す
     例)
     「2月の3連休で京都。
      1日目はゆるく観光、2日目はカフェ中心、3日目はお土産と神社参拝。」
     といった文章ベースの希望をAIモードに書くと、Canvas上に
     ・日程ごとのざっくりプラン
     ・行きたいスポット候補
     ・移動のまとまり
     などがボードとして並べられます。
  3. マップのリストとCanvasを行き来しながら「現実的な旅」に削っていく
     「1日目にここまで回るのは多すぎるよね」
     「この店は駅から遠いから、別日に回そう」
     といった調整を、Canvas上で視覚的にやっていくイメージです。

こんな人に合います


・スクショとブックマークがすぐパンパンになるタイプの旅好き
・複数人旅行の幹事を任されることが多い人
・「旅ノートを作るほどまめではないけれど、当日の迷子は避けたい」人

まず試すなら


・過去に貯めていた旅スクショを1回分だけ選び、マップリスト化を試す
・次の旅行を想定して、Canvasに「やりたいこと」を箇条書きしてみる

バラバラのスクショが、旅の設計図に変わっていく瞬間を一度体験すると、
「とりあえずスクショしておこう」が、ちゃんと役に立つ行為に変わります。

Circle to Searchで、画面の上からそのまま深掘りする新しい検索体験(Tip11)

最後に、「今見ているもの」から一歩も離れずに情報を取りにいけるのが、Circle to Search+AIモードです。

これまでの検索は、

・一度アプリを閉じる、もしくはホーム画面に戻る
・キーワードを自分で入力する
・検索結果の中から、それらしいページを選ぶ

という「一旦、今見ている世界から抜ける」プロセスが必要でした。

Circle to Searchの場合は、流れがかなり違います。

  1. 気になるモノや文章の上に、そのまま丸を描く
     ・SNSのタイムラインに流れてきたバッグ
     ・旅行動画に映っていた絶景スポット
     ・記事中の聞き慣れない用語
     など、画面上のどの要素にも丸を描けます。
  2. その丸を起点にAIが概要を出してくれる
     「このバッグはどのブランド?」
     「この場所はどこで、どうやって行ける?」
     「この用語を、初学者向けに説明して」
     といった質問をそのまま続けてOKです。
  3. 追い質問で、検索結果を自分用の説明に変えていく
     「予算は◯◯円くらいで似た雰囲気のバッグ、他にある?」
     「この場所を含めた2泊3日のモデルコースを作って」
     など、普通の検索では数回かかるステップを、対話の中で詰めていけます。

こんな人に合います


・インスタやTikTokで「いいな」と思ったものを、あとから探そうとして迷子になりがちな人
・専門的な記事や論文を読むとき、知らない用語が多くて止まりがちな人
・「キーワードを自分で考える」のが面倒で、検索が億劫になるタイプの人

まず試すなら


・SNSや動画の中で「これ気になる」というシーンに出会ったら、その場で一度だけ丸を描いてみる
・難しそうな記事を開いて、分からない単語だけCircle to SearchでAIに説明させる

「気になった瞬間」から数秒のうちに、「だいたいの正体」と「次に取れるアクション」まで出てくるので、
検索のハードルがかなり下がります。

クリエイティブを爆速にするAI 12選

「写真はたくさんあるけど、アルバムにするところまでいかない」
「スライドや動画を作りたいけど、編集ソフトを開いた瞬間にやる気がゼロになる」

そんなクリエイティブ疲れをだいぶ減らしてくれるのが、このパートのAIたちです。
ここでは、写真編集・画像生成・動画・絵本・レシピ本まで、一気に仕立ててくれる機能をまとめていきます。

Googleフォト×Nano Bananaで写真編集は「文章でお願いする」時代へ(Tip12〜14)

まずは、「写真のちょっとしたストレス」を一気に片付けてくれるラインです。

・Googleフォトでの自然文レタッチ
・CreateタブでのAIテンプレ&Photo→Video
・GoogleレンズのNano Banana(Createモード)

ざっくり言うと、「細かいレタッチ技術を覚えなくても、こうなっていてほしいを文章で伝えるだけでいい」状態になっています。

  1. 写真の気になるところを言葉で直す
     例えば、こんな指示がそのまま通ります。

 「この写真のフェンスを消して」
 「ちょっと曲がってるから、自然に補正して」
 「昔の色あせた写真を、できるだけ鮮やかに修復して」

 これを、レイヤー調整やスタンプツールなしでやってくれるのが、GoogleフォトのAI編集です。

  1. Createタブで「とりあえず形にする」
     アルバムやショートムービーを作るとき、ゼロから編集するのではなく、

 ・テンプレートを選ぶ
 ・使いたい写真をざっと選ぶ
 ・AIにレイアウトや長さ、遷移の雰囲気を任せる

 という流れで、「ひとまず完成形」をポンと出してくれます。
 そこから細かい部分だけ、自分で手直しすればOKです。

  1. Nano Bananaで撮った後に世界観を盛る
     GoogleレンズのCreateモード(黄色いバナナアイコン)は、

 ・今撮った何気ない写真
 ・印象は好きだけど、もう一歩雰囲気が欲しい写真

 に対して、「夕暮れっぽい光を足して」「背景を柔らかく」「イラスト調に」など、
 後から世界観を足すための魔法の調味料みたいに使えます。

こんな人に合います


・子どもの写真や旅行写真をたくさん撮るけれど、編集ソフトを触る時間まではない人
・「なんとなくダサい」を直したいけど、具体的なレタッチ方法が分からない人
・SNSに載せる前に、もう一歩映えを足したい人

まず試すなら


・直したい写真を1枚決めて、「気になる点」を口語のまま指示してみる
・Createタブで、直近1か月のお気に入り写真だけ選んで、ショートムービーを作らせてみる
・ちょっと地味なスナップ写真で、Nano Bananaに「雰囲気を柔らかくして」とお願いしてみる

「編集ソフトを立ち上げるかどうかで悩む」時間が消えて、
「気づいたときに、その場で一瞬だけお願いして仕上げてもらう」スタイルに変わっていきます。

Geminiで画像生成・バーチャル試着・アニメーションまで(Tip15〜18)

次は、「作りたいイメージはあるけど、手が追いつかない」を助けてくれるラインです。

・画像生成プロンプトのチューニング(Gemini)
・自撮りからのバーチャル試着アバター(virtual try on)
・1枚の写真からアニメーションや動画を作る機能

ここでのポイントは、「イラストや写真素材を全部自分で用意しなくても、元ネタ+言葉で作品にできる」ことです。

  1. 画像生成のプロンプト作りをAIに手伝わせる
     「かわいいイラストの◯◯」だけでも生成はできますが、
     こだわるなら、

 ・構図(引き or 寄り、どこを中心に見せたいか)
 ・色(明るめ/落ち着いたトーン/モノクロなど)
 ・雰囲気(ポップ、シック、ノスタルジック)

 といった条件を詰めていきたいところです。

 そのとき、Geminiに「こういう雰囲気の画像を作りたいんだけど、プロンプトの案を一緒に考えて」と頼むと、
 画像生成ツール向けの具体的な指示文を一緒に組んでくれます。

  1. 自分のアバターで服を試す
     virtual try on系の機能では、

 ・自撮り写真を1枚用意
 ・「こういうタイプの服を試したい」を指定
 ・AIが、自分の体型に合わせた試着イメージを表示

 という流れで、「ネットで服を買う前の不安」をだいぶ減らしてくれます。
 サイズ感や丈感のイメージが取りやすいのが大きなメリットです。

  1. 写真を「動くコンテンツ」に変える
     1枚の写真から、

 ・キャラクターの動き
 ・カメラワークっぽいズームやパン
 ・BGMや効果音

 を加えて、短い動画やアニメーションを作る機能も用意されています。
 「静止画しかないから動画は作れない」というハードルを、かなり下げてくれます。

こんな人に合います


・ブログやSNSの画像素材を作りたいクリエイター・発信者
・通販で服を買う前に「自分に合うか」を確かめたい人
・写真ベースのショート動画やリールを量産したい人

まず試すなら


・今使っている画像生成ツール用に、Geminiにプロンプト改善の相談をしてみる
・自撮りを1枚準備して、気になる服のカテゴリでバーチャル試着を試してみる
・お気に入りの1枚を選んで、「軽く動きと音をつけたショート動画」に変えてみる

「素材がないから作れない」という場面がぐっと減り、
「とりあえず1枚か1文あれば、そこから広げられる」状態になっていきます。

1年の思い出動画とストーリーブックをまとめて作る(Tip19〜20)

次は、「たまった写真や物語のアイデアを、ちゃんと作品にする」ための2つです。

・Googleフォトの年間Recap動画
・Geminiによるイラスト&音付きストーリーブック生成

  1. 1年分の写真を作品として振り返る
     GoogleフォトのRecap機能では、

 ・2025年の写真と動画を自動でピックアップ
・ハイライトになるシーンを並べ替え
・BGMとトランジションをつけて、1本のハイライトムービーにする

 ところまで、一気にやってくれます。

 あとから、「このシーンは外して」「こっちの写真を追加したい」など、
 人間側で微調整をかけることもできますが、
 ベースのストーリーラインをAIが引いてくれるのが大きいです。

  1. 物語を子どもに渡せる形にしてくれるストーリーブック
     ストーリーブック機能では、

 ・「こんな主人公、こういう冒険」といった文章のプロンプトを渡す
・10ページ分のイラスト+ナレーション付きの絵本を生成
・テーマやテイストを指定して、何パターンか作り分ける

 ということができます。

 自分で考えた物語の素案を、
 「お話会で読める絵本」「タブレットで再生できる読み聞かせコンテンツ」にしてくれるイメージです。

こんな人に合います


・家族や恋人との1年を、ちゃんと形に残したい人
・子ども向けのオリジナルストーリーを作ってみたい親御さん
・物語のネタはあるけれど、絵が描けない・音声編集ができないクリエイター

まず試すなら


・去年1年分の写真から、Recap動画を一度作ってみる
・「主人公の名前」「舞台」「ざっくりのストーリー」を決めて、10ページ絵本を生成してみる

ただの写真フォルダやメモが、「あとで見返したくなる作品」に変わる感覚を
一度味わうと、日々の記録の撮り方も少し変わってきます。

Veo・Flow・メタプロンプティングで動画制作もAIと並走(Tip21〜22)

少しステップを上げて、「動画や映像表現に踏み込みたい人」のためのラインです。

・AI動画モデルVeoを使ったFlow
・メタプロンプティング(プロンプトをAIと共同制作)

  1. Flow+Veoで映像の骨組みまでもらう
     Veoは、「文章から動画を作る」タイプのAIモデルで、
     Flowはその力を使いやすくするためのツールです。

 ・どんなシーンを、どんな雰囲気で見せたいか
・カメラワーク(寄り/引き、パン/ティルトなど)
・色味やスタイル(アニメ、シネマ調、水彩風など)

 といった条件を指定すると、
 一本のショートムービーとして成立する映像を作ってくれます。

 ここで大事なのは、「映像の骨組み」をAIに作らせて、
 そのうえで、

・差し替えたいカット
・気になる動きやテンポ感
・テキストの出し方

 だけを自分で調整していくことです。

  1. メタプロンプティングで良いプロンプトを最初から平行作業
     映像や画像のクオリティは、かなりプロンプトに依存します。
     そこで、

 「こういう感じの動画がほしくて、今こんなプロンプトを考えている。
  もっと良くするには、どう書き換えたらいい?」

 とGeminiに相談しながら、
 ・足りない条件
・曖昧で誤解されそうな表現
・ツールごとに相性のいい書き方

 を、一緒に詰めていきます。

 これがメタプロンプティングで、
 「AIに、AI用の指示文を書いてもらう」やり方です。

こんな人に合います
・YouTubeショートやリール、プロモ動画を作りたい個人・小規模ビジネス
・映像表現に興味はあるが、編集ソフトの学習コストがつらい人
・プロンプトの沼にハマりがちなタイプのクリエイター

まず試すなら
・30秒で良いので、「商品の雰囲気紹介動画」や「プロフィール動画」をテーマに1本作ってみる
・今使っている生成ツール用のプロンプトを、Geminiに見せて改善案をもらう

「動画編集をゼロから全部自分でやる」前提から、
「骨組みとラフはAI、最後の微調整だけ人間」という分業に切り替えられるだけで、
制作に踏み出しやすくなります。

写真からレシピ本まで作れる「コンテンツ再利用」テクニック(Tip23)

最後は、「既に持っている素材を、別の形の作品に変える」ための一手です。

・NotebookLMによる写真からレシピ本生成

たとえば、お菓子作りや料理が好きな人なら、スマホの中に

・完成した料理の写真
・メモアプリや紙のノートに書き散らしたレシピ
・作ってみた感想や家族の反応

がバラバラに残っているはずです。

NotebookLMにこれらをまとめて渡すと、

・レシピの手順をきれいに構造化
・材料や分量を揃えた表現に整える
・「ポイント」「失敗しやすいところ」「アレンジ案」を追加
・章立て(焼き菓子/冷菓/パン系など)を提案

といった流れで、1冊のレシピブックとして読める形に仕上げてくれます。

少し工夫すると、

・家族に配る「うちの味」レシピ集
・イベントで配るPDF冊子
・ブログやSNSで公開する連載コンテンツ

など、いろいろな形に展開できます。

こんな人に合います


・趣味で料理やお菓子作りをしていて、写真とメモがスマホに溜まっている人
・自分のレシピをちゃんと資産として残しておきたい人
・レシピ本やZINE、ノート記事にしてみたいクリエイター

まず試すなら


・得意なメニューを3〜5つ選んで、写真+レシピメモをNotebookLMにまとめて渡す
・「家族や友人向けの小さなレシピ冊子にしたい」と目的を書いてから、構成案を出してもらう

「ただの記録」を、「誰かに渡せるコンテンツ」に変えると、
自分の趣味や日常の価値の感じ方も、少し変わってきます。

日常タスク・スマートホーム・買い物を任せるAI 12選

ここからは、「細かいけど毎日発生する用事」をどれだけAIに投げられるか、という話です。
通知チェック、電話対応、家の鍵や電気、買い物のリサーチ、タブ整理、翻訳……。

1つ1つは数分で終わる用事ですが、積み重なると1日のエネルギーをじわじわ削ってきます。
このパートのAIたちは、そのこまごました仕事を静かに引き受けてくれる存在です。

Pixel Watch・Pixel 10で「手を使わない操作」と「AI秘書的な着信処理」(Tip24〜27)

まずは、「スマホを見る前の段階」で、どれだけAIに動いてもらえるか、という領域です。

・Pixel Watch 4のジェスチャー操作
・Pixel Watch 4のRaise to Talk
・Pixel 10の「Take a Message」

ざっくり言うと、「画面を見なくても、最低限の操作と判断をAIに任せる」セットです。

  1. 通知・アラーム・ちょっとした操作はジェスチャーで
     Pixel Watch 4では、

 ・指をダブルピンチして通知をスクロール
 ・手首をひねってアラームを止める/スヌーズ
 ・細かいタップ操作をしなくても、大枠の操作を済ませる

 といったことができます。

 スマホを取り出しづらい場面(満員電車、料理中、子どもを抱っこしているときなど)でも、
 「あ、今だけ止めたい」「ざっくり内容だけ見たい」が叶いやすくなります。

  1. Raise to Talkで口元に近づけた瞬間にGemini起動
     Pixel Watch 4を口元に持っていくだけで、
     「ねえ、Gemini」に相当するAI会話がすぐ始められます。

 ・その場で思いついたタスクをメモしてもらう
 ・後で調べたいことをメモではなく質問として投げておく
 ・ちょっとした計算や、道案内をお願いする

 こういう会話メモが、意識の負担をかなり下げてくれます。

  1. Pixel 10の「Take a Message」で、着信の一次対応を丸投げ
     電話が鳴っても、今出たくない/出られない場面は多いですよね。

 Take a Messageをオンにしておくと、

 ・AIが代わりに応答
 ・リアルタイムで要件を文字起こし
 ・スパムかどうかの判定
 ・「折り返す」「メッセージを返す」など次のアクション提案

 までしてくれます。

 結果として、「出た方が良かったのかどうか」を、
 相手の声ではなく要件だけで判断できるようになります。

こんな人に合います


・スマホに縛られたくないのに、通知が気になってしまう人
・仕事や子育てで、なかなか電話に出られない場面が多い人
・「あとでメモしよう」が、そのまま忘却につながりがちな人

まず試すなら


・Pixel Watchのジェスチャーを2〜3種類だけ覚えて、日常の通知処理に使ってみる
・「通話はなるべくAI一次対応」にして、本当に必要なものだけ自分に回るようにしてみる

「スマホに触っている時間」そのものより、
「触らなきゃと思って意識を割いている時間」が減っていくのが大きな変化です。

Gemini for HomeとScheduled actionsで、自宅と日課を自動運転化(Tip28〜29)

次は、「毎日同じように発生すること」を、会話ベースで自動化していくラインです。

・Gemini for Home/Ask Home(スマートホームの自動化)
・GeminiのScheduled actions(定期実行アクション)

  1. スマートホームの設定を、設定画面ではなく会話で決める
     たとえば、

 「毎日夕方6時になったら、ポーチのライトをつけて、21時に消して」
 「平日の朝7時に、リビングの電気と暖房をつけて」

 といった指示を、設定画面でカレンダーをポチポチするのではなく、
 そのまま自然文で伝えます。

 Gemini for Home/Ask Home側が、
 その指示をルール(ルーティン)に変換して、スマートホームに登録してくれます。

  1. 人に向かって頼んだ言葉を、そのままScheduled actionsへ
     スマートホームに限らず、

 ・「毎朝8時に、今日の予定の要約を教えて」
・「平日の夜9時に、明日やることを3つ確認させて」
・「毎週金曜に、家計簿をつけるリマインドを出して」

 といった「小さな習慣」を、Geminiとの会話の中で決めてしまいます。

 その会話を元に、
 Scheduled actionsとして定期実行のタスクを作ってくれるので、
 「よし、あとでちゃんとリマインダー設定しよう」と思ったまま忘れる、が減っていきます。

こんな人に合います


・Homeアプリの細かい設定画面を触るのが苦手な人
・朝・夜のルーティンが頭の中にだけあって、現実が追いついていない人
・「習慣化したいこと」はあるのに、仕組み化が追い付いていない人

まず試すなら


・すでにやっているルーティンを1つだけ選んで、「これを自動化したい」とGeminiに相談する
・週に1回だけ届く週次ふりかえりリマインドを、Scheduled actionsで作ってみる

「ちゃんとしなきゃ」と思っていることを、
「AIと一緒に勝手に実行される仕組みへ移す」だけで、自己嫌悪の量も少し減ります。

Gemini Live×Chrome×Gemsで、雑多なタスクとタブ地獄を片付ける(Tip30〜32)

続いては、「細かい調べ物やトラブル対応」が積み重なってできるタスクの山への一手です。

・Gemini Live(カメラ越しのリアルタイム相談)
・Chrome版Gemini(タブの情報をまとめる)
・カスタムGems(自分専用ワークフローのプリセット)

  1. 「これどうなってるの?」を、その場でカメラ相談
     たとえば、

 ・壊れかけの椅子
 ・組み立て途中の家具
・配線がごちゃついたPC周り

 など、「説明しづらいけど、見れば分かる」ものは、
 Gemini Liveでカメラに映しながら相談できます。

 「このネジが取れていて」「こっち側がぐらついている」といった説明をしなくても、
 AI側が状況を見たうえで、

 ・必要な道具
・直し方の手順
・場合によっては買い替えの提案

 を返してくれます。

  1. Chrome版Geminiでタブに散らかった情報を1つにまとめる
     旅行の予約や、商品の比較をしていると、
     いつの間にかタブが10個、20個と増えていきます。

 その状態からChromeのGeminiに

 「今開いているタブの内容をまとめて、
  ・フライト情報
  ・ホテル候補
  ・レンタカー
 に分けて整理して」

 と頼むと、タブに散らばった情報を、
 1つの「まとめ」として再構成してくれます。

  1. カスタムGemsでよくやる作業をプリセット化
     自分がよくやる作業が見えてきたら、

 ・ブログの下書きを整えるGem
・ミーティング議事録を整理するGem
・学習ノートを構造化するGem

 のように、「特定の用途にチューニングしたGemini」を、
 カスタムGemsとして作っておけます。

 毎回ゼロから指示を書くのではなく、
 「このGemに投げれば、だいたい欲しい形になる」という相棒を増やしていくイメージです。

こんな人に合います


・家の中の「説明しづらい不具合」にちょこちょこ悩まされている人
・ブラウザのタブがすぐパンパンになるタイプの人
・ルーチンワーク的なテキスト整理や要約が多い人

まず試すなら


・今気になっている壊れ物や組み立て途中のものを、Gemini Liveで一度見せてみる
・タブを開きっぱなしにしている状態から、「今の情報を1枚のメモにまとめて」と依頼する
・自分の作業ログを振り返って、「専用Gemにしたいパターン」を1つだけ決めて作ってみる

「やりかけのこと」を抱え込まずに、
途中状態のままAIに渡して整理してもらえるのが、このラインの強みです。

Magic CueとAIショッピング・スクロール翻訳で「先回りしてくれる検索」へ(Tip33〜35)

最後は、「自分から動く前に、AIの側が一歩出てくる」タイプの3つです。

・PixelのMagic Cue
・AI Modeでの会話的ショッピング
・Circle to Searchのスクロール翻訳

  1. Magic Cueで空気を読んだ通知と提案
     Magic Cueは、ざっくり言うと「状況に気づくAI」です。

 ・Gmailの予約メール
・カレンダーの予定
・天気や交通状況

 などを踏まえた上で、

 ・そろそろ出発した方が良さそうな時間
・会議前に確認しておくべき資料
・雨が降りそうな日の持ち物リマインド

 といった今、このタイミングで知りたい情報を、
 ユーザー側が聞く前に提案してきます。

  1. AIショッピングで「条件だけ伝えて、候補の調整は任せる」
     ショッピングでは、

 「太すぎないバレルジーンズがほしい」
 「アンクル丈で、黒かネイビー」
 「予算は◯◯円まで」

 といったざっくりした希望を文章で伝えると、
 条件に合いそうな商品をまとめて提案してくれます。

 そこから、

 ・もう少し安いもの
・丈が長め/短め
・レビュー評価が高い順

 など、後から絞り込みや調整をしていくイメージです。

  1. スクロール翻訳で「ページを行ったり来たりしない」
     Circle to Searchの翻訳モードでは、一度オンにしてしまえば、

 ・ページをスクロールしても
・別アプリに移動しても

 表示されているテキストを継続的に翻訳してくれます。

 海外の記事やショッピングサイト、SNSの投稿などを読むときに、
 「翻訳アプリにコピペする」という手間がほぼ消えます。

こんな人に合います


・予定に追われがちで、「先回りのリマインド」があると安心する人
・服や日用品のネットショッピングに、毎回かなり時間を取られてしまう人
・英語や他言語のWeb情報も、もっとカジュアルに読みたい人

まず試すなら


・週に1つ、AIショッピングで探すアイテムを決めて会話検索してみる
・海外サイトでの情報収集に、スクロール翻訳を1回だけ挟んでみる
・翌日の予定が多い日に、Magic Cueがどんな提案をしてくるか観察してみる

検索が「調べたいときだけ開くツール」から、
「日常の流れの中で、そっと先回りしてくれる相棒」に変わっていくイメージに近いです。

仕事で一気に差がつくAI活用 5選

ここからは、「仕事のしんどいところ」をどこまでAIに持っていけるか、という話です。

・資料を作る時間が長いわりに、伝わり方に自信がない
・会議の日程調整だけで、メールが何往復もしてしまう
・リサーチのメモがバラバラに散らばって、最後の「まとめ」がつらい

そんな仕事の摩擦を減らしてくれるのが、この5つの機能です。

MixboardとVideo Overviewsで、資料からスライドと動画をまとめて生成(Tip36〜37)

まずは、「伝えるためのアウトプット」を一気に増やしてくれるコンビです。

・Mixboard+Nano Banana Pro(スライド自動生成)
・NotebookLMのVideo Overviews(資料から動画要約)

イメージとしては、「一つのアイデアや資料から、スライド+動画の二刀流をAIに作ってもらう」感じです。

  1. Mixboardでアイデアメモ→スライドまで一気に飛ばす
     会議やプレゼンの前に、まずはざっくり

 ・箇条書きのメモ
 ・ホワイトボード写真
 ・過去の関連資料

 といった「素材メモ」をMixboard側に渡します。

 そこからNano Banana Proの力も借りて、AIが

 ・スライドごとの構成(章立て/ストーリーライン)
 ・1枚あたりの要点(見出し+箇条書き)
 ・図やグラフを置くべき場所

 を提案しつつ、見栄えのいいプレゼン資料に組み替えてくれます。

 自分は、

 ・表現の微調整
 ・言い回しの修正
 ・自分らしい例やストーリーの追加

 に専念できるので、「白紙から作る」より、かなり短時間で形になります。

  1. NotebookLMのVideo Overviewsで、資料の動画版も同時に用意する
     同じテーマのドキュメントをNotebookLMに渡しておくと、

 ・要点抽出
 ・6種類のビジュアルスタイル(アニメ風/水彩風など)
 ・ナレーション付きの動画

 として、概要動画を生成してくれます。

 社内共有なら、

 ・資料を読む時間が取れない人向けのざっくり理解用
 ・オンボーディングや研修の事前視聴コンテンツ

 として、そのまま使えます。

こんな人に合います


・社内外向けの説明資料を作る機会が多い人
・スライドは書けるけど、「動画にする余裕はない」と感じている人
・研修やオンボーディングを、もう少し効率よくしたいチームリーダー

まず試すなら


・直近の会議テーマを1つ選んで、ラフメモをMixboardに投げてスライド化を試す
・同じテーマのドキュメントをNotebookLMに渡して、「5分以内のVideo Overviewを作って」と頼んでみる

1つのテーマから「資料+動画」が同時に増えるだけで、
伝わる機会の総量がかなり変わってきます。

Help me scheduleと=AI関数で、「会議調整」と「データ整理」を自動化(Tip38〜39)

次は、地味だけれど確実に時間を奪っていく

・日程調整メール
・スプレッドシートでの分類、要約、コメント作成

を軽くするペアです。

・Gmail「Help me schedule」
・Googleスプレッドシートの=AI関数

  1. Help me scheduleで、日程調整メールの骨組みをまるごとAIに任せる
     会議の候補日を決めるとき、本来やりたいのは

 ・自分と相手の予定を見て
 ・現実的な候補時間をいくつか出して
 ・失礼のないメール文で提案する

 この3つですが、全部自分でやると意外と疲れます。

 Help me scheduleを使うと、

 ・返信画面でボタンを押す
 ・カレンダーから空き時間を自動で拾う
 ・それを踏まえた「候補日付きメール文」をAIが下書き

 してくれるので、自分は「文面の最終確認」と「候補の微調整」に集中できます。

  1. =AI関数で、スプレッドシート上の単純作業を減らす
     Googleスプレッドシートに追加された=AI関数は、

 =AI(“この列の顧客フィードバックを3カテゴリに分類して”)
 =AI(“レビューの要点を、3行でまとめて”)
 =AI(“この名前と購入履歴を元に、フォローアップメールの文案を作って”)

 のように、セルの中から直接AIに指示を出せるしくみです。

 ・テキストの分類
 ・要約
・簡単なカスタム文書作成

 といった、「人間がやると地味に時間を食う作業」を、
 シートの中だけで完結させられます。

こんな人に合います


・社内外のスケジュール調整メールが多い人
・顧客アンケートやレビューのテキストを扱うことが多い人
・スプレッドシート上の単純作業に、毎回エネルギーを持っていかれる人

まず試すなら


・次に来た日程調整メール1通だけ、Help me scheduleで返信の下書きを作ってもらう
・小さめのアンケート結果やレビュー一覧を用意して、=AIで分類・要約を試す

「メールとスプレッドシート」の中にいる時間を、
「思考ではなく、手作業に使っている比率」から、「判断や企画に使っている比率」に少しずつ変えていけます。

Deep Research×Workspace連携で、社内外の情報をつなげたレポートを書く(Tip40)

最後は、仕事の中でも一番「頭を使う」タイプの作業、
リサーチやレポート作りに効く部分です。

・Gemini Deep Research
・Google Workspace(Gmail/Drive/Chat/Docs/Slides/Sheets/PDF)との連携

これまでのリサーチは、

・Web検索で記事やレポートを集める
・社内のドキュメントやメール、チャットを別途探す
・それぞれを読み込んで、ノートやスライドに自分でまとめ直す

という、情報源の切り替えにかなりの時間を使っていました。

Deep Research+Workspace連携では、この「分断」をかなり埋めてくれます。

  1. Webと社内情報をまたいで、ひとつの「問い」を調べる
     たとえば、

 「新しい◯◯市場に参入するメリットとリスク」
 「今担当しているプロジェクトの背景と、これまでの議論の流れ」

 といったテーマに対して、

 ・Web上の最新情報
・Gmailのやりとり(関係者とのメール)
・Driveのドキュメント(企画書・議事録・調査メモ)
・Chatのログ(Slack的なやりとり)

 をまたぎながら、「まとめて」調べることができます。

  1. レポートとして読める形まで整形してくれる
     Deep Researchに投げると、単なる要約だけではなく、

 ・テーマの背景整理
・現状の整理(事実ベース)
・考えられる選択肢
・それぞれのメリット・デメリット
・次に検討すべき問い

 といった形で、意思決定に使えるレポートとして構成してくれます。

 そこから先は、自分たちの前提や現場感覚を足しながら、
 「最終的な結論」と「アクションプラン」に落としていくイメージです。

こんな人に合います


・市場調査や競合分析、戦略案づくりを任されることが多い人
・プロジェクトに途中から入ることが多く、「これまでの経緯」をキャッチアップするのが大変な人
・社内ドキュメントが多すぎて、「どこに何があるのか」から毎回探している人

まず試すなら


・今まさに取り組んでいるテーマを1つ決めて、「このテーマについて、社内外をまたいで整理して」とDeep Researchに依頼する
・既存プロジェクトのメール/Docs/スライド/チャットを対象に、「これまでの経緯と主要な論点」をまとめてもらう

「情報の量が多いほどつらい」から、
「情報の量が多いほどAIに任せがいがある」状態に、少しずつひっくり返していけます。

まずどこから使えばいい?タイプ別おすすめルート

ここまでで40個ずらっと見てきましたが、
「正直、全部は覚えられないし、どこから手をつければ…?」という状態だと思います。

なのでここでは、

・ぜんぶ使いこなす前提はやめて
・タイプ別に「まずこの3つから触ればOK」という導線だけ決める

という形で整理してみます。

1.学び直し中の社会人・学生タイプ

目的:勉強やリスキリングを、できるだけラクに・続きやすくしたい人向け。

おすすめはこの3ステップです。

  1. 「調べる〜理解する」をまとめる
     ・検索のAIモード(概要や比較をさっと見る)
     ・Gemini 3(論文・技術記事・動画をかみ砕いてもらう)
  2. 「ちゃんと身につける」にフォーカス
     ・Guided Learning(教科書やPDFをアップロードして、教えてもらう)
     ・NotebookLMのフラッシュカード・クイズ生成(復習要員)
  3. 「分からない文章を即その場で崩す」
     ・Simplifyで、英語ニュースや専門記事の難しい部分をその場で簡略化

今日からできる一歩


・今勉強しているテーマのPDFを1つ決めて、Guided Learning+フラッシュカードをセットで試す
・英語記事を1つ開いて、Simplifyを一度だけ使ってみる

「勉強時間を増やす」のではなく、「同じ時間でどれだけ理解が進むか」を底上げするイメージです。

2. クリエイター・発信者タイプ

目的:コンテンツの量と質を両立したい人向け。

おすすめはこの4本柱です。

  1. 素材づくり
     ・Geminiの画像生成+プロンプト相談(メタプロンプティング)
     ・Nano Banana/Googleフォト AI編集(写真の手直しと世界観合わせ)
  2. パッケージ化
     ・GoogleフォトのCreateタブ(写真→ショートムービー)
    ・写真からアニメーション・動画化(1枚を動くコンテンツに変える)
  3. リッチ化
     ・Flow+Veoで、ショート動画やプロモ映像を作ってみる
    ・NotebookLMのVideo Overviewsで、記事や資料の動画版も用意する
  4. 再利用
     ・NotebookLMで、レシピ本・ZINE・電子小冊子などにまとめる

今日からできる一歩


・既存の記事や企画の中から1本選んで、「画像+ショート動画+概要動画」の3点セットをAIに手伝ってもらう
・今使っている画像生成用プロンプトをGeminiに見せて、「もっと良くする書き方」を相談してみる

「1コンテンツ=1アウトプット」ではなく、
「1アイデア=複数フォーマット」に展開していく土台を、AIに担わせるイメージです。

3. 忙しい会社員・子育て世帯タイプ

目的:とにかく毎日のこまごました仕事を減らしたい人向け。

このあたりを押さえておくと、一気に楽になります。

  1. 通知・電話・ちょっとしたメモを軽くする
     ・Pixel Watchのジェスチャー操作
    ・Raise to Talk(腕時計を口元へ→Gemini起動)
    ・Pixel 10のTake a Message(着信の一次対応丸投げ)
  2. 家と日課の自動化
     ・Gemini for Home/Ask Home(「毎日◯時に○○して」と会話でルール化)
    ・Scheduled actions(朝イチの予定要約、夜の片付けリマインドなど)
  3. 情報のごちゃごちゃを渡す
     ・Gemini Live(壊れ物や組み立ての相談をカメラ越しに)
    ・Chrome版Gemini(タブに散らばった予約情報などを一括整理)
  4. おまけ:買い物と翻訳
     ・会話的ショッピング(条件だけ伝えて、候補を出してもらう)
    ・スクロール翻訳(海外サイトやSNSをそのまま読む)

今日からできる一歩


・朝か夜のルーティンを1つだけ選んで、「これを自動化したい」とGeminiに話してみる
・次にかかってくる電話1件は、Take a Messageに任せてみる

「ちゃんとやらなきゃ」と思っていた細かいことを、
気づいたときにちょっと頼んでおくだけで回る仕組みに変えていくのがポイントです。

4. マネジメント・経営・プロジェクトリードタイプ

目的:資料作り・会議調整・リサーチをできるだけAIに流したい人向け。

おすすめはこの3セットです。

  1. 資料・動画の二刀流
     ・Mixboard+Nano Banana Pro(アイデア→スライド)
    ・NotebookLM Video Overviews(資料→概要動画)
  2. 調整と現場データの整理
     ・GmailのHelp me schedule(日程調整メールの下書き自動生成)
    ・Sheetsの=AI関数(アンケートやフィードバックの分類・要約)
  3. 戦略・レポートづくり
    ・Gemini Deep Research+Workspace連携
      (Web+Gmail+Drive+Chatをまたいで調査→レポートの骨組みまで)

今日からできる一歩


・次の定例会議1つを題材に、「Mixboardでスライド」「Video Overviewで動画」をセットで作ってみる
・進行中のプロジェクトを1つ選んで、「これまでの経緯と論点」をDeep Researchにまとめてもらう

「細かい作業を全部やりきってから考える」のではなく、
「AIに骨組みを出させてから、それを見て意思決定する」流れに切り替えることが狙いです。

5. テック寄り・AIツールをガンガン触りたいタイプ

目的:Geminiまわりの新機能を実験しながら、自分用のワークフローを作り込みたい人向け。

このあたりを軸にすると、遊びながら仕事に活かす感覚がつかみやすいです。

  1. メタプロンプティング&Gems
     ・Geminiにプロンプト設計そのものを相談する
    ・用途別のカスタムGemsを少しずつ量産していく
  2. Circle to Searchフル活用
     ・画像検索+AI Mode深掘り
    ・スクロール翻訳で海外記事をそのまま読む
  3. Deep Research&NotebookLM
     ・個人の知識ベースとしてNotebookLMを育てる
    ・研究系テーマはDeep Researchで一次整理→自分で検証、というサイクルにする

今日からできる一歩
・「自分専用のGemを1個だけ作る」を今日の目標にしてみる
・今興味がある技術トピックをDeep Researchに投げて、どこまで下調べしてくれるか確認する

「新しい機能を片っ端から試す」のではなく、
「自分の仕事パターンにハマるものから固定化していく」のが、中長期的には効いてきます。

今後に向けて|「AIが勝手に動いてくれる」世界への入り口

ここまで見てきた40個は、よく見ると全部「同じ方向」を向いています。

・ひとつのスーパーAIアプリがあるわけではなく
・検索、メール、カレンダー、ブラウザ、写真、スマホ、時計、家電……
 それぞれの裏側にAIが入り込んで
・人がやっていたつなぎ仕事を、少しずつ肩代わりしていく

という流れです。

そして、この記事のポイントは、

「40個すべてを完璧に使いこなす」のではなく、
「自分にとって一番摩擦が大きいところに、AIを1つずつ差し込む」

ことにあります。

・勉強がつらいなら → 学び・リサーチの6つから
・時間が足りないなら → 日常タスクと仕事系から
・アウトプットを増やしたいなら → クリエイティブ&ビジネス資料から
・世界をもっと広く見たいなら → 旅行・探索・翻訳から

どこから始めても大丈夫です。

おすすめのやり方は、すごくシンプルです。

  1. 今いちばん「めんどうだな」と感じている動作を1つだけ書き出す
  2. この記事の中から、「それに一番近いAI機能」を1つだけ選ぶ
  3. 今日〜今週で、その機能だけは3回使ってみる、と決める

3回ぐらい触ると、

・自分にとっての使いどころ
・逆に、そんなに刺さらない部分
・他に組み合わせたくなる機能

が少しずつ見えてきます。

そこから先は、「AIに何ができるか」を追いかけるフェーズではなく、
「自分の生活や仕事の、どこまでを渡したいか」を設計するフェーズになっていきます。

参考・40 of our most helpful AI tips from 2025

40個すべてを一気に覚える必要はありません。
むしろ、「1つずつ任せる場所を増やしていく」くらいのペースがちょうどいいです。

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